別注製作の強い味方「カッティングプロッター」を導入しました

 

かねてから検討していた別注製作や商品開発に役立つ、ある機材を導入しました。


カッティングプロッター
です。

試作品を作る際に今まではカッターナイフを使って手切りするしかなく、切るものによっては莫大な時間がかかる上に、いくら手先が器用でも精度に限界がありました。そんな課題が一気に解決。こいつは短時間で正確なカットを難なくこなしてくれます。

 

 

そもそもプロッターとは?

プロッターはベクターデータ(数式、曲線、直線で構成されたデータ=AI形式)を出力する出力機(プリンター)で、かつては主に図面を出力するのに使われていました。


■ペンプロッター

装着したペンを使って紙に線や図形を描くプロッターで、大判の紙に精細なCAD図面を出力するのが得意。インクジェットやレーザープリンターの性能が向上するとともに存在価値を失い衰退。

■カッティングプロッター
ペンの代わりに金属刃を装着して、シート状の材料をデータ通りカットするプロッター。紙だけでなく様々な材料のカットが可能。

 

ペンプロッターとカッティングプロッターは、書くか切るかの違いで仕組みはほぼ同じ。知ればなるほどと思いますが、ペンを金属刃に変更するなんてよく考えたものです。

 

参考
Wikipedia/プロッター

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%BF%E3%83%BC

 



カッティングプロッターが活躍する場面


木型製作前の事前確認
導入したカッティングプロッターは主に試作品のカットに使います。
新商品を作る際に打ち抜き加工の木型を用意する必要がありますが、事前にカッティングプロッターでカットし、問題がないかチェックすることで失敗を未然に防ぐことができます。また、手切りに比べカットが正確なので、細部の確認がよりシビアに行えます。


別注製作の形状確認
既存型のない商品をフルオーダー(別注製作)する際に、実際の材料を使用して、事前に形状、質感など仕上がりをチェックできます。
特に材料に透明素材を使う場合、仕上がってみて初めて絵柄が重なる部分の間違いに気づくなんてこともあります。
形状、質感、強度など完成品に近い見本を、会議や商談に使用するとスムーズですよね。 


極小ロットであれば成果物も
小部数に限定されますが、木型を作る必要がないので、時間とコストを抑えつつ成果物(製品)としてカットすることも可能です。

 

サンプリラボでは、WEB掲載されていないアイテムの別注製作も承っています。
試作段階でのサンプルカットにも対応できますので、お気軽にご相談ください。
詳しくは下記ボタンよりお問合わせください。