同じに見えるけど微妙に違う?! トレカのサイズついて調べてみた

 

トレーディングカードの人気が止まりません。

 

弊社の クリアPPカード にも毎日のようにお問い合わせをいただいています。     

トレカ市場は拡大傾向が続いているらしく、弊社が手掛ける透明素材のトレカにも波及してきているようです。
そのような状況において少し気になっているのが、オリジナルトレカ制作に関する予備知識の必要性。特にサイズについては以前から気になっていたので、調べてみることにしました。
備忘録も兼ねて投稿します。

 

クリアPPカード(Sサイズバナー)

 

その前に少しクリアPPカードについて触れておくと…
厚さ0.4mmの高透明タイプのPPを使用した透明カードで、サイズはS(86×54mm)、M(148×100㎜)、L(210×148mm)の3サイズをご用意しているほか、ご希望のサイズでお作りすることもできます。多面付できるので絵柄の違うトレカを数種付け合わせて印刷することも可能。ホログラム箔押しなどの追加も可能です。

 

 

さて本題に入りますが、はじめにトレカには2種類あることを知っておく必要があります。

 

■トレカには「集める」トレカと「遊ぶ」トレカがある

トレーディングカード
アイドルやアーティスト、タレントなどの肖像が印刷されたカード(アイドルトレカ)

トレーディングカードゲーム(TCG)
コレクションした専用のカードを組み合わせ2人以上で対戦を行うカードゲーム。

これらをひっくるめて「トレカ」と呼んでいます。

 

もともとトレカはコレクション(収集)やトレード(交換)を楽しむためのカードとして広まりましたが、1990年代に世界初のトレーディングカードゲーム「マジック:ザ・○ャザリング」が発売されると人気を博し、その後、類似のTCGが次々と発売され一大市場を形成しています。
同様にファングッズの「アイドルトレカ」も、K-POPや推し活の影響もあって人気となっていて、最近は透明素材を使ったクリアトレカに注目が集まっている状況です。

 


■規格サイズはないけど主流のサイズはある

トレカには規格サイズはありません。自由なサイズで作ることができます。
ただし注意すべき点として、トレカにはいくつか主流のサイズがあり、それに合うスリーブ(カードを保護するための袋)が販売されています。
大切なトレカがダメージを受けないように、ぴったりサイズのスリーブに入れて保管するのが一般的。
そのため、特殊なサイズのトレカだとサイズが合うスリーブがなくて困る…なんてことも考えられます。
オリジナルのトレカをつくる前には、まず主流となっているサイズを知っておくことが重要です。

 

■トレーディングカードゲームのサイズは2種が主流

いろいろなサイズがありそうですが、実際には2つのサイズが多くを占めています。
正確にはこの2つのサイズと同じか、限りなく近いサイズが存在します。

 

スタンダード サイズ(63×88mm)
 ポ○モンカード、デュエル○スターズ、マジック:ザ・○ャザリングなど

スモール サイズ(59×86mm)
 遊○王カード、○ァンガード、バトル○ピリッツなど

ほかにも、K-POPアイドルのトレカはクレジットカードサイズの54×86mm(弊社クリアPPカードSサイズ)がよく使われているようです。

 

 

■定番のスタンダードサイズはトランプと同じ?!

トレーディングカードゲーム(TCG)とアイドルトレカの2つに分類されるトレカですが、サイズはいずれもTCGの「スタンダードサイズ」63×88mmが主流です。その一方、それに極めて近いサイズ63×89mmもアイドルトレカなどを中心に流通しています。

その差わずか1mm。

この1mmの違いが気になったので調べてみたところ、63×89mmはトランプのポーカーサイズと同じサイズ。
そしてアメリカの標準的なトレカサイズは、スポーツ系トレカでメジャーな2.5×3.5インチ=63.5×88.9mm
この微妙な違いを見ると、日本国内で最も多いTCGのスタンダードサイズ(63×88mm)は、このあたりのサイズが基準になっているのは明らか。
なぜ縦が1mm短いのかは謎ですが、ざっくりいえば全部同じサイズといってもいいレベルですね。

しかし、わずかな違いとはいえ、市販されているトレカ用のインナースリーブ(トレカを保護するための透明な袋)はジャストサイズが求められるので63×88mm、63×89mmそれぞれ専用があるみたいです。

 

■トレカのサイズについて調べてわかったこと

トレカの代表的なサイズは「スタンダードサイズ」と「スモールサイズ」の2つ。

スタンダードサイズより縦が1㎜大きいポーカーサイズのトレカも出回っている。

スタンダードサイズはアメリカの標準的なトレカサイズとほぼ同じ。

 

余談ですが、トランプについては、同じく国際規格のブリッジサイズ(57×89mm)という少し小さめのサイズが日本では主流だそう。日本人は手が小さいから持ちやすいブリッジサイズが普及したのではないかと言われています。

 

 


主なトレカのサイズをまとめてみました。

■一般的なトレカのサイズ一覧

 トレカ スタンダードサイズ 
63×88mm
ポケ○ンカード、マジック:ザ・○ャザリング、デュエル○スターズ 他

 

 トレカ スモールサイズ 
59×86mm
遊○王、ヴァ○ガード、バ○ルスピリッツ 他

 

 トランプ ポーカーサイズ 
63×89mm
ぱしゃ○れ、アイドルトレカ全般 他

 

 クレカサイズ 
54×86mm(≒ JIS規格:54×85.6mm)
FGOアー○ード、K-POP系トレカ 他
各種カード:クレジットカード、キャッシュカード、健康保険証 他

 


さて、今回は人気のトレーディングカードのサイズに注目してみました。
主流のサイズが複数あることがわかりましたが、正直なところ違いが微妙すぎて少しモヤっとしました。
トレカをオリジナル製作する際は、本稿で紹介したサイズのように市販のスリーブがあるかどうか、予め確認した上で製作することをおすすめします。
話のネタに、もしくは予備知識としてぜひ頭の片隅にでも置いといてください。

 

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