綴じ具不要、穴あけ不要で簡単ファイリング。ノンレールファイルの書類が落ちない仕組みはとってもシンプルだった。

穴開け不要、スライドレール(スライドバー)と呼ばれる綴じ具をスライドするだけで、簡単に書類を綴じることができる レールファイル
書類を保管するというよりも、PP製の表紙に書類を挟んで綴じるというもので、そのままページがめくれるのが特長です。
企画書やレポート、見積書などをファイリングするのにとても便利ですよね。
弊社もラインナップこそしていませんが、オリジナル製作可能です。

レールファイル
プラスチック製のスライドレールで綴じるレールファイル。穴あけしなくてよいので楽ちん。

 

そんなレールファイルですが、製作する際にネックになるのがプラスチック製の スライドレール(スライドバー)。 
入荷するまでにどうしても時間がかかってしまうのです。
過去にもご相談いただいたのに納期が間に合わず、お力になれなかったことが何度もあります。
さらに価格も懸念材料です。もともと値上がり傾向でしたが、物価高の影響により今後さらに上昇すると考えられます。

そこで本稿ではそれらの課題を解消できるアイデア・クリアファイルを紹介したいと思います。

それがこちら
↓↓↓


「ノンレールファイル」

その名の通りレール不要のレールファイルです。

特長は次の通り

スライドレール不要なので
①入荷待ちがなく短納期に対応できる。

②コストを抑えることができる。

③環境に優しい。
 ※本体を再生PPなどのエコ素材にすればさらに環境に優しく。

④利き手を選ばない「ユニバーサルデザイン」。
 「指ぬき」が両面にあるので「左利きの人」にも使いやすい。

現在、実用新案申請中となっています。

 

では詳しく見ていきましょう!

ノンレールファイル表面
ぱっと見は普通のクリアファイルそっくりです。

ノンレールファイル裏面
裏面です。指ぬきが裏面にもあるので左利きの人にも使いやすくなっています。

ノンレールファイルめくったところ
溶着は2か所。上下それぞれ折り側から2.5cmと短く、こんな感じに開くことができます。

ノンレールファイル紙挟んだところ
書類を差し込んだところ。コピー用紙10枚までOK。今回は5枚のコピー用紙を使用。

 

お次がノンレールファイルの書類が落ちない仕組み!
「ミシン目を折る」


書類を挟んだままミシン目を折ります(矢印部分)。そうすることで書類が抜けにくくなります。

ノンレールファイル落ちない
ためしに書類を持って持ち上げても抜け落ちませんでした。

ノンレールファイル書き込んでいるところ
書類を挟んだまま筆記も可能です。


指ぬきが裏面にもあるので左利きの人にも使いやすい設計。

 

どうです??このアイデア。そしてシンプルさ。ただ折るだけで書類が抜けにくくなるんですねー。
もともとはお客様から「書類をクリアファイルに入れたまま筆記できるようにしたい」との相談を受け、弊社から提案したのがきっかけ。
レールファイルほどがっちり書類を綴じ込むことはできませんが、簡易的なものとしては十分ありだと思います。
数量にもよりますがスライドレールを使わないので、リーズナブルかつスピーディーな対応が可能です。

そして環境に優しいところもおすすめポイントです。
「環境に優しい」というとエコな素材を使うことをまず考えますが、この「ノンレールファイル」のようにアイデアによって、プラスチック製のパーツを使わないようにするのも環境負荷の軽減につながります。
もちろん使い慣れている既存の物に比べて使いにくいとか、物足りないなどの意見もあると思いますが、環境に優しいのなら使ってみたいと考える人もいるのではないでしょうか。
そして、環境だけでなく少数派への配慮も忘れてはいけない要素。ノンレールファイルは指ぬきが両面にあるので、左利きの人にも使いやすい設計です。環境負荷の少ない物や、より多くの人に使いやすい物が選ばれるのが当たり前になる中、ノンレールファイルが選択肢のひとつになればと思います。


●ノンレールファイルが気になった方はぜひ >>> こちら もご覧ください。
●ユニバーサルデザイン思考の「べんりプラス」シリーズは >>> こちら から。