SDGsの波がやってきた?クリアファイルやマスクケースにもエコブームの兆し。

エコ素材を使ったクリアファイルやマスクケースのWebページのアクセスが増えています。2020年6月1日~2021年5月24日のエコ関連ページへのアクセスは前年比2.7倍にもなります。

アクセスログを見ると、昨年は新型コロナウイルスの影響もあり、需要が抗菌マスクケースに大きく偏りましたが、それでもエコ商品のページへのアクセスは、大きな落ち込みもなくそれなりに堅調でした。
また、問い合わせも今年に入り増加傾向にあり、何か一過性ではないブームの予感がします。

 


アクセスが増えた理由は今話題のSDGsが影響?

①SDGsが広く認知されてきた
アクセスが増えた理由として考えられるのは、やはりSDGs(持続可能な開発目標)の認知だと思われます。
最近テレビやネットでやたらと「サステナブル」とか「脱炭素社会」など、SDGsに関連したワードを見かけますし、メーカーが世に送り出す新商品はSDGsを意識した物が多くなってきているように感じます。また、最近の調査でSDGsの認知率が5割を超えたとの情報もあるなど、あらためて関心の高さを伺い知ることができます。

②SDGsに関する情報をネット検索する人が増加
その他、Web検索数から相対的な人気度を知ることができるGoogleトレンドでも、SDGsへの関心の高まりを見ることができます。昨年はコロナ禍の影響を受けやや落ち込んでいますが、上昇トレンドが継続しているのがわかります。

グラフは「SDGs」過去5年間の人気度。最大値を100とする相対値を表している。

これらは弊社ホームページへのアクセスや問い合わせにも影響していると考えられ、無関係ではなさそうです。

 


「エコフレンドリーじゃなきゃダメ」という風潮に?
SDGsが浸透するに従い、今まで環境問題に無関心だった生活者も目を向け始めると思われます。「環境負荷の少ない商品を選ぶ」、「環境保護に取り組む企業の商品を優先的に選ぶ」といったエコフレンドリー(環境に優しい)な消費行動は、より一層広がるのではないでしょうか?
もしかすると今後、環境負荷の少ない製品が特別なものではなく、当たり前になり、そうでない製品はスルーされる日がやってくるのかも知れません。そして、今後この動きはノベルティグッズの市場にも波及し、エコフレンドリーなプロモーショングッズを使用する企業が増えてくる可能性があります。

 

実際に問い合わせが増えている
エコ素材のクリアファイルやマスクケースに関連するホームページまたは営業担当宛の問い合わせは、今年に入り増加傾向にあります。
かねてより脱プラブームによるエコ商品へのニーズの高まりを感じていましたが、コロナ禍以降、お客様の関心はエコよりもマスクケースに移り、その後マスクケース一色という状況になりました。しかしその後、マスクケースの波も徐々に落ち着く中、再びエコ商品の引き合いが増えつつあるようです。

 

エコ素材のどこがエコなのか?
ではクリアファイルやマスクケースに使用するエコ素材、いったいどんなところがエコなのでしょうか。クリアファイルやマスクケースには通常PP(ポリプロピレン)を使用します。言うまでもなく100%石油からできていますが、代替となる
エコ素材はざっくり2つに分類されます。

①原材料の一部を全く別の素材に置き換えて合成樹脂(PP又はPE)の割合を減らしたもの
 たとえばLIMEXは原材料の約半分に無尽蔵な石灰石(炭酸カルシウム)を使用し、その分の合成樹脂(PP)の使用量を少なくできます。同じようにストーンペーパーは約6割が石灰石で、残りの合成樹脂(PE)の使用を削減することができます。


LIMEXは石灰石が主成分なので、その分プラスチックを使わなくてすむ。

②廃棄したPPやPETを再生したもの
 原材料の全てまたは一部に、廃プラスチックから新たな製品を作り出す、マテリアルリサイクルにより製造された素材を用いることにより、合成樹脂の使用を削減できます。クリアファイルに使用されるPPは100%再生することが可能で、サーキュラーエコノミー(循環型経済)の実現にも貢献できるほか、ecomics PP(エコミクスピーピー)は約25%に回収ペットボトルキャップをリサイクルした再生材を使用し、その分新たなPPの使用量を減らすことができます。


ペットボトルキャップも再生されクリアファイルの原料に。


再生率100%の再生PP高透明を使用したマスクケース。透明感とツヤが特長。

もうお分かりだとは思いますが、これらに共通して言えることは「いかに新たな資源の使用を減らせるか」ということです。これらのエコ素材をクリアファイルやマスクケースに使用することで、有限資源である石油を使用量を減らすことができ、ひいては地球を守ることにつながるのです。

 

身近なグッズをエコ素材に置き換えるのがおすすめ
使えるノベルティグッズの定番「クリアファイル」そして一躍マストアイテムになった「抗菌マスクケース」。形や機能はそのままに、エコ素材を使用し製作することができます。

※エコ素材の比較・詳細についてはこちらをご覧ください。


 

エコ素材のクリアファイル&マスクケースはSDGsの
取り組みを社内外にアピールするのに最適です。
お問い合わせ多め&おすすめの製品を紹介します。

■クリアファイル

再生PP高透明クリアファイル
再生率100%、高い透明度が特長。エコマークの表示が可能。

LIMEXクリアファイル
石灰石が主原料のプラスチック代替素材LIMEXを使用。

ecomicsクリアファイル
ペットボトルキャプ再生材を25%以上含みPPを削減。

再生PETクリアファイル
再生率70%、透明度が非常に高くカール現象防止にも有効。

■抗菌マスクケース

マスクケースエコ(再生PP高透明&ecomics)
再生PP高透明またはecomics PPを使った抗菌マスクケース。

LIMEXマスクケース
石灰石が主原料のLIMEXを使用した抗菌マスクケース。


 

環境に優しいノベルティグッズの需要はこれから本格化すると思われます。もしかすると、クリアファイルにはエコ素材を使うのが当たり前の時代が来るかもしれません。また、SDGsは取り組むと同時にその活動を社内外にアピールしていくことが重要です。決して慈善事業ではなく、しっかりとビジネスにつなげていくことでサステナブル=持続可能となるからです。今後訪れるであろう世界の潮流に乗り、社内外にしっかりと取り組みをアピールしてみてはいかがでしょうか。