SDGsはオワコン? 理想から現実路線への回帰とライスレジンの関係

 

以前ほど聞かなくなったSDGs、あのムーブメントはどこへ?

数年前、全世界に広がった持続可能な開発目標SDGs。
国連が経済、健康、気候、資源、公正など包括的な目標群を掲げ、持続可能な未来への行動方針が示されました。

そんなSDGsもすっかり定着というか見慣れてしまったためか、見たり聞いたりする機会が以前にくらべ減っているように思います。

もしかしてSDGsはオワコンなのでしょうか??
気になったので調べてみました。

 

海外に目を向けると見えてくるこれからの環境対策

まずSDGsに限らず、連日のようにネットやテレビなどで「SDGs」という言葉を見たり、聞いたりしているとどうしても陳腐化し飽きがきてしまいます。また日本のメディアの情報だけでは世界の実情が伝わりにくいのですが、今世界で起きているのは背伸びした実現不可能な理想からより現実路線という流れ。

たとえば自動車産業。2035年エンジン車の販売禁止を掲げていたEUが遂行を断念し大幅に方針転換。EV離れからトヨタの進めてきたマルチパスウェイ(多様な選択肢)が再評価される一方、欧州自動車産業は苦境に立たされています。

エネルギーについても、再エネ優先、化石燃料は悪という一方的な考え方はトーンダウンして、エネルギー安全保障を重視する流れが優勢になっています。このように「環境第一」という単一の理想から「経済・安全保障・自国産業の保護」を優先する現実路線に世界は180度方向転換している状況です。
でもこれはSDGsがオワコンというよりも「表面的なブームが終わり実行フェーズに入った」と捉えることもできます。

①SDGsという言葉を使わずに本質的な解決をめざす動きが主流に。
 先進的な企業ではGX(グリーントランスフォーメーション)など言葉を変更。

②キラキラワードの賞味期限は切れつつある。
 食糧問題、格差、気候変動など肝心な中身の問題についてはむしろ悪化しているのが現状。

③SDGsがオワコンと言われるのは「SDGsを語るだけで評価された時代は終わりを告げた」ということ。

EUでは環境対策は終わるどころか、逆に具体的な法規制に向かっていて、2026年から「包装および包装廃棄物規制」(PPWR)が順次施行されることが決まっています。今後すべての包装材に対してリサイクルやバイオマス比率の厳格な管理が求められます。

農林水産省/PPWR(EU包装・包装廃棄物規則)調査報告書(概要)
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/export/e_process/attach/pdf/k_packaging-36.pdf

 

 

昨今のお米問題により高まるライスレジンへの期待

さてSDGsがオワコンというよりも、夢から現実へと揺り戻された状態だというところで、次に持続可能かつ具体的な取り組みを紹介します。

当社が印刷に使用するのはPPなどのプラスチックシート。再生プラスチックを含め100%石油からできています。
SDGs以降は脱プラスチックの流れから、原材料の一部に植物原料などを配合した「バイオマスプラスチック」が次々と登場しました。主な原料はトウモロコシ、さとうきび、ごまのほか、木や竹なども使用されています。

そのなかでも特別な存在なのがバイオマスプラスチック「ライスレジン®」
何が特別って、使うのは日本の主食「お米」。身近な素材なので親近感もわきやすい。

お米といっても使うのは「非食用」のお米。
食用に適さない古米や米菓メーカーなどで発生した屑米、砕米などをPP(ポリプロピレン)などに混ぜて作られます。

※ライスレジン®についてはこちらのブログで詳しく紹介しています

ライスレジン®のメリット、デメリットを印刷会社目線でまとめてみた

 

「脱プラスチック」から「サーキュラー・エコノミー」へ

「プラスチックを一切使わない」という極端な理想論は、コストや利便性の面で限界を迎えました。今はプラスチックを使いながらも、その資源をどう循環させるかという「サーキュラー・エコノミー(循環型経済)」が主流です。
石油資源の多くを海外に依存するリスクが浮き彫りになる中、自国で調達できる「お米」を使うライスレジン®は、原油価格の高騰や調達競争など不安定な国際情勢に左右されにくいため資源循環のための最高の安定材料となります。

スタートから400日後。新潟の雪解けとともに動き出した、私たちのサーキュラーエコノミーの話。
https://note.com/makes_and_things/n/n3454fb883b03

 

 


ライスレジン®が日本の「田んぼ」を守るって本当?

令和の米騒動に始まった米価格の高騰、米不足問題。一部では今後価格が下がる見通しとの情報もあるようですが、2025年はお米が豊作だったこともあって減反政策は継続。価格の高止まりが続き国産米から輸入米に切り替える動きがすでに外食産業などで起きています。

儲からなければ米農家さんは減る一方ですよね。
このままいくと国産のお米が食べられなくなる日もそう遠くないかもしれません。

食料自給率が低い日本にとって農家さんの減少は食料安全保障に影響するので事態は深刻です。
さらに耕作をやめ、荒れてしまった田んぼをもとに戻すには、莫大なコストと時間がかかるそうです。ライスレジン®の一部は「耕作放棄地」を活用して栽培された資源米を使って製造されます。

地産地消。輸入に頼らず、何より田んぼを維持(荒れさせない)することが重要。
田んぼを維持できていれば、いざというときに食用のお米栽培に切り替えたりできるのですから、つまりは食料安全保障のインフラを守ることになります。

もちろん、ライスレジン®用のお米を作るだけでは農業問題の解決にはならないけれど、その一助になるのではないでしょうか。


SMART AGRI/米原料のバイオマスプラスチック「ライスレジン」用米作りで、全国の耕作放棄地を活用

https://smartagri-jp.com/news/5734

 

まとめ


SDGsはオワコンというよりも、高すぎる目標から現実路線に方向転換している
世界は環境第一から自国の経済・安全保障を優先する方向に動いている
ライスレジン®が広がれば環境問題だけでなく農業問題の解決につながる


 

ライスレジン®のメリット

環境負荷への貢献
①石油系プラスチックの削減
②焼却時のCO2排出削減(カーボンニュートラル)

農業との連携(農業問題・食糧安全保障)
①耕作放棄地の拡大に歯止めをかけることにつながる
②農業を持続可能なビジネスに変えることができる


 

弊社ライスレジン®の製品ラインナップはこちら

 

 

ライスレジン®のメーカーサイトはこちら
株式会社ライスレジン/公式ホームページ

https://www.riceresin.co.jp/product/

※ライスレジン®/RiceResin®は株式会社バイオマスレジン南魚沼の登録商標です。